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2010年03月08日 | 犬の病気
■愛犬が中・高齢を迎えたらご注意アメリカでの研究によれば犬の死因のトップに癌があげられており、約2頭に1頭が癌で死亡すると報告されています。愛犬とできるだけ長く楽しく生活をともにしたいというのは、どなたも同じだとおもいます。そこで癌という病気をしっかり知り、早期発見できるようにしたいものです。
■良性と悪性
怖い病気であるというイメージはあっても、癌がどのような病気であるのかを知っている方は意外に少ないのかもしれません。癌細胞とは自分自身の増殖をコントロールできなくなり、かつ転移を引き起こす可能性を秘めた細胞のことです。良性と悪性という言葉をよく耳にしますが、良性腫瘍とは転移をしないもの、そして転移をする腫瘍が悪性で、一般的に癌とよばれます。
人間と同じように犬や猫の場合も癌は、中・高齢で発生する確率が高くなる病気です。また、ゴールデン・レトリーバーは癌で死亡することが最も多い犬種であると報告されていますので、特に注意が必要です。
■去勢手術・避妊手術で防げる?
犬の癌にはオス、メスに分けて特徴的なものがあり ますが、これらの多くは去勢・避妊手術によって予防することが可能だといわれています。
たとえば、オス犬に発生する代表的な腫瘍として、 精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、前立腺癌があげられます。とりわけ精巣腫瘍は未去勢のオスにのみ見られる病 気です。犬の精巣腫瘍は転移する可能性が低く、その多くが外科手術で完治します。左右の精 巣の大きさが極端に違ってたり、精巣の表面がデコボコしている場合は、精巣腫瘍の可能性があります。ま た去勢していないオス犬に多いのが肛門周囲腺腫です。これは良性腫瘍ですが、便が出づらくなったり、腫瘍表面から出血をしたり、見ていてかわいそうになる 病気です。やはり去勢によって予防することが可能と考えられています。前立腺癌の発生率は低いのですが非常に転 移率が高く、多くが発見から数ヶ月以内に死亡してしまう怖い病気です。またこの癌は残念ながら去勢によって防ぐことはできません。
メスに特徴的な腫瘍としては乳腺腫瘍、子宮や卵巣の腫瘍があります。犬 の場合、2回目の発情前に避妊手術をしてしまえば、かなり高い確率で乳腺腫瘍の発生が防げることがわかっています。あ たりまえのことですが、子宮や卵巣の腫瘍は、オスの精巣と同じように、癌にかかる前に子宮や卵巣を切除してしまえば心配はなくなるわけです。避妊手術では 一般的に子宮と卵巣の両方を切除しますが、獣医師によっては卵巣だけをとる場合もあります。
といったように癌の予防という点から考えると、去 勢・避妊手術は、早い時期に行うことが望ましいでしょう。しかし「二世がほしい」「赤ちゃんをつくらせてあげたい」などの思いもあって、手術に踏み切る時 期が難しいのも事実です。去勢・避妊手術の時期については、愛犬ができるだけ若いうちにホームドクターとしっかりと相談して決めておきたいですね。